ニキビケアには“ストレス対策”が必須!

ニキビは、思春期の悩みというイメージを持たれがちですが、成人になっても多くの人を悩ませる肌トラブルです。その原因と悪化の要因を知ることは、より効果的なニキビケアへの第一歩。ニキビの悪化にはホルモンバランスや不規則な生活習慣などが影響しますが、実は日常生活でのストレスも危険因子!ストレスとニキビとの関連性について考えてみましょう。
ホルモンバランスの乱れ

思春期や月経前になると、突然増えるニキビに悩まされた経験はありませんか?
思春期ニキビの主な原因は、男性ホルモン(アンドロゲン)。それが毛穴の内部にある皮脂腺を刺激し、皮脂をたくさん分泌させるからです。また、月経前に増える女性ホルモンのプロゲステロンも皮脂を増やします。この増えた皮脂が毛穴を詰まらせることで、ニキビができやすくなります。逆に、エストロゲンは皮脂量を減らすと言われています。
ストレスに潜む落とし穴
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忙しい日々や緊張続きの日常、そんな中で肌が荒れるのを感じたことはありませんか?
心理的ストレスは、ホルモンバランスを崩すだけでなく、肌のバリア機能を低下させます。ストレスにより皮脂腺が活発に働いて、皮脂を分泌するのでニキビを招くリスクが高まります。実際に、学生の方は定期試験の際にニキビが悪化するという報告があります。単位修得がかかる試験は最大のストレスですよね・・・。
再チェック、洗顔!

「ニキビを治したいから」と、1日に何度も洗顔したり、スクラブ入りの洗顔料でゴシゴシこすったりしていませんか?
一見、清潔を保つための正しいケアに思えますが、実はこれが肌トラブルを悪化させることも。過度の洗顔は、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまい、逆に乾燥を引き起こします。その結果、毛穴が詰まりやすい負のスパイラルに。適切な洗顔を朝晩の2回と肌質に合ったスキンケア化粧品の使用が、健康的な肌を保つためのカギです。日々のスキンケアを少し見直すだけで、ニキビができにくい肌環境を整えることができますよ!
環境ストレスにも要注意!

意外と見逃されがちなのが、気温や湿度、空気汚染といった環境因子!
例えば、高温多湿の環境では皮脂の量が増えて、毛穴が詰まりやすくなります。また、紫外線や大気中の汚染物質(ほこり、タバコの煙など)も肌の炎症を悪化させ、皮脂の量を増やします。ニキビ肌でも外出時は紫外線対策を忘れずに!
日々の生活で晒されるストレスへの対策もニキビ予防への鍵
ニキビケアには、スキンケアやバランスの取れた食生活はとても大切ですが、実は心理的、環境ストレスへの対策も重要です。一年を通して紫外線対策を徹底し、肌の潤いを保ち、大気中の汚染物質から守る肌バリアをつくること(アンチポリューション効果)を心がけましょう。こうした「見えないストレス」にも目を向けることで、ニキビを防ぐ可能性が広がります。そして、「内側から外側まで」トータルでニキビケアを考え、自分の肌をもっと好きになれる毎日を目指しましょう!