春の肌トラブルに打ち勝つ!花粉・黄砂・マスク摩擦から肌を守るスキンケア術
ようやく寒さが緩み、春の訪れを感じられる季節になりました。心も弾むこの時期ですが、一方で「肌にとっては過酷な季節」ともいえます。花粉、黄砂、PM2.5、そしてマスクの長時間使用による摩擦……。特に敏感肌やアトピー肌の方にとっては、肌荒れリスクが一気に高まる時期です。
春の外的刺激が引き起こす肌への影響
花粉・黄砂・PM2.5によるバリア機能の低下
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花粉や黄砂、さらにはPM2.5などの微細粒子は、肌表面に付着しやすく、角層のバリア機能を損なう原因になります。とくに肌が乾燥していたり、バリア機能が弱っているときは、これらの刺激物質が角層のすき間から侵入し、赤み、かゆみ、ヒリつきなどを引き起こすことも。
マスクによる摩擦と蒸れ

長時間のマスク着用は、肌とマスクが擦れ合うことで角層が傷つきやすくなり、バリア機能がさらにダメージを受けます。また、マスク内の高湿度環境からの急激な乾燥も、肌を不安定にする要因です。
春肌を守る!実践したいスキンケアのポイント
クレンジング・洗顔は“やさしさ”重視

春は特に“落とすケア”が大切。外出後は、花粉や黄砂を肌に残さないよう、やさしく洗い流すことが重要です。摩擦の少ないジェルやミルクタイプのクレンジング、アミノ酸系のマイルドな洗顔料を選びましょう。
保湿ケアでバリア機能を強化

肌のバリア機能を守るには、何より“保湿”がカギ。そのためにも保湿因子のセラミドやヒアルロン酸、皮膚バリアを整えるナイアシンアミドやパンテノールなどの成分を含んだ化粧水や乳液を選ぶと◎。刺激を避けたい人は、無香料・低刺激処方のアイテムがおすすめです。
抗炎症・鎮静系アイテムを取り入れる

肌に赤みやかゆみがあるときは、グリチルリチン酸2Kやアラントインなど、抗炎症・鎮静作用のある成分が役立ちます。“春肌用美容液”として一本持っておくと心強い存在に。
“守るケア”としてのUV対策とアンチポリューション処方

紫外線量も春から一気に増加傾向。UVケアは通年必要ですが、春は特に“肌にやさしい”ノンケミカルタイプの日焼け止めがおすすめです。さらに最近では、大気汚染物質の付着を防ぐ“アンチポリューション”処方のコスメも注目です。
こんな生活習慣もプラスして、健やかな肌育を心がけて!
- 外出時は帽子や眼鏡で肌・目・髪への直接付着を防ぐ
- 帰宅後すぐに洗顔&洗髪を
- 加湿器で室内の乾燥を防ぐ
- 睡眠とバランスの良い食事で肌の回復力アップ
まとめ
春の肌はとてもデリケート。だからこそ、「守るケア」と「補うケア」の両方を丁寧に行うことが、美しい肌を育てる第一歩です。肌トラブルの起きやすい今こそ、スキンケアを見直す絶好のタイミング。花粉にも黄砂にも負けない“ゆらがない肌”を目指して、季節に寄り添ったケアを始めてみませんか?